30週6日 無痛分娩講義を受けてきました
通っている病院では、無痛分娩をしたい人は今回受講した無痛分娩講義を予約する必要があります。
そして無痛分娩講義を受けた後に初めて無痛分娩を予約する事ができるらしいです。
無痛分娩講義が定員いっぱいで、出産までに受講できない場合は無痛分娩をすることができません。
つまり陣痛がきて痛いから無痛にして~ってのはこの病院ではできないことになってます。
無痛分娩講義を予約するためには週数早くから受診し、院長の許可を得ることが必要とか。
しかし私は不妊治療をしていたために電話で予約ができました。
何やらよくわからない仕組みです。
この逆子検診の後に行きました。
時間になっておもむろにおじさんがマイク持って話始めたのですが、自己紹介も何もなかったので恐らく院長先生かと思われます。
今ネットに掲載されている写真で確認したところ、院長でした。
定員は20名くらいでした。
講義内容について
無痛分娩の歴史やその定義から入って、無痛分娩のよい点、悪い点、無痛分娩と体重増加についてなどなど二時間弱の講義。
以下印象に残ったことをざっと。
- この病院における無痛分娩とは硬膜外麻酔で痛みを抑えた分娩のことを指すらしい。
- 欧米では硬膜外麻酔を使った出産というのは高い割合で9割に登る国もあるとかないとか。先進国中日本が最も麻酔を使わない分娩を行っているらしい。
- 日本における無痛分娩の割合は全お産の3~4%。近年では少し増えて5~8%とも言われている。
- この病院では40%弱が無痛分娩。
- 中国では硬膜外麻酔による経膣分娩はゼロ。高い割合で帝王切開を選択するらしい。
- 日本における帝王切開率は約20%。日本では痛いのが嫌だから帝王切開っていうのは認められていないらしい。なぜなら出産は病気ではないという考えから。
- 日本以外では痛いのが嫌だから帝王切開っていうのができる国が多い(貧困地域を除く)。
- 日本の無痛分娩がこれだけ少ないのには自然分娩に対する信仰みたいなのがあって、分娩は病気でもなくその痛みを経験することで親になるための覚悟を得ることができる、みたいに考える人が多い。
- 出産時の痛みって人間が飛び抜けて痛いらしく、それは二足歩行を選択した人間の副産物みたいなもので、なおかつ膣の大きささ男性器に合わせた大きさであるらしい。そのため出産時の痛みってのはただ単に限界を超えて死ぬかもしれない、っていう警鐘なのであって、それに対して親になるための覚悟なんていう意味づけでそれを経験しない人と区別することは非常にナンセンスである、ということ。
などなど。
最初は1時間20分くらいで終わるとかおっしゃってましたけどまあまあ無計画に話は進んで2時間弱まで掛かりました。
感想
受講できて良かったです。
院長先生の人柄もわかりましたし、無痛分娩に対する理解も深まった気がします。
この病院にお任せしたいな、という気持ちが高まりました。
最近見たニュースで無痛分娩に対して警鐘を鳴らすような書き方をしているものがありました。
出産時全死亡例の4%を無痛分娩が占めるとかいうもの。
それだけ書かれても無痛分娩の死亡例が特別多いとは全く読めないんですけど無痛分娩をとにかく強調してありました。
全お産に占める無痛分娩の割合がそのくらいらしいので、恣意的に無痛分娩の危険性を強調しているのかなーとも思いました。
今のところ逆子なのでこのままならば帝王切開になる可能性もありますが、どちらにせよこの病院なら、という気持ちです。今のところ。
以上、私の記憶内での講義内容を書いていますのでその内容に責任持てません。
信用なさらないようにお願いします。